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人間の復興大学開設の願い


東日本大震災とフクシマ原発事故は、
私達に〈目覚め〉を促す出来事であった。
科学技術万能主義に立つ経済優先と国威発揚に懸命で、
ひとり一人の〈存在〉と〈思い〉を二の次にしてきた〈社会〉の責任は重い。
思い上がった〈人間〉はどこに向かっていくのか。
いまこそ私達は、
自然の中に生かされて在ること、
生きとし生けるものと共生していることを改めて自覚し
「人間の復興」の〈英知〉を探求しなければならない。
この課題に応えようとして「人間の復興大学」を開設する。

人間の復興大学開設の趣旨

 東日本大震災は、経済成長と科学技術万能が持てはやされるわが国において、
「人間の尊厳とは」、そして「人、一人ひとりのいのち、生活とは」の問いを
われわれに厳しく突き付けた。
この問いはそのまま人間にとっての〈学び〉とは何かという問いにつながる。
今、求められているのは、人間の〈非在化〉を助ける学問を拒否し、
人間の尊厳を確立する〈英知〉の探求と実現である。

 この大震災は思い上がっているわれわれを目覚めさせた。
いま、日本は経済大国を自負し、富める国の国威発揚に懸命で、
人間一人ひとりの尊厳を顧みることを二の次にしている。
経済最優先の政策は、未知なる自然を軽んじ、科学技術万能主義による
経済的効果にすがっているだけだ。
「人間の命」に値段が付けられ、
商品化された「いのちの危機」にまで陥っている。

 人間の社会はどこへ向かっていくのだろう。
いま、立ち上げる「人間の復興大学」開設の目的は、
まず、人間の生存は自然の恵みの中に生かされてあること、
そして、生きとし生けるものと共生していることを自覚し、そのうえで、
一人ひとりの生きる自由と基本的人権を取り戻し、
人間としての尊厳を復興させることにある。